2026年2月14日、大津市唐崎学区にて開催された「福祉のまちづくり講座」において、講師を務めさせていただきました。


今回のテーマは、
「詐欺の手口を覚える講座ではなく、どんな手口にも応用できる考え方」
です。
高齢者を狙う特殊詐欺の現状
現在、全国的にオレオレ詐欺や還付金詐欺、架空請求など、さまざまな特殊詐欺が発生しています。
滋賀県内においても被害は後を絶たず、高齢者世帯を中心に深刻な問題となっています。
しかし、詐欺の手口は年々巧妙化し、
「この手口を知っていれば安心」という状況ではなくなっています。
新しい手口は、常に生まれ続けています。
今回の講座でお伝えしたこと
今回の講座では、
- 詐欺の最新手口の解説
- 個別具体的な対応マニュアル
- 犯罪心理の専門解説
といった内容ではなく、
どんな手口が来ても応用できる「習慣」づくり
についてお話しました。
詐欺の本質は「不安・焦り・信用」
講座の中では、詐欺の構造を
- 不安
- 焦り
- 信用
という三つの要素で整理しました。
詐欺は、「判断力が弱い人」が狙われるのではありません。
むしろ、
- 真面目で
- 責任感が強く
- 人に迷惑をかけたくない人
こうした“ちゃんとしてきた人”ほど狙われやすい構造があります。
この点に、多くの参加者の皆さまが強くうなずいておられました。
「AIをちょい足しする」という提案
今回の講座で提案したのは、
AIを日常生活に“ちょい足し”するという考え方です。
例えば、
- 突然の電話内容を文章に書き出してAIに確認する
- 不安に感じた内容をそのまま入力して整理してもらう
- 判断前にワンクッション置く習慣をつくる
AIは魔法ではありません。
しかし、
「一緒に考えてもらう存在」
として使うことで、
不安や焦りを一度“止める”ことができます。
詐欺はスピード勝負です。
止まれた人が、強いのです。
地域でできること
むこうさんの目標は、
地域から詐欺被害をなくすことです。
警察や行政だけではなく、
地域住民同士が支え合い、
- 情報を共有し
- 不安を言葉にし
- 判断を一人で抱え込まない
そんな空気をつくることが重要だと考えています。
今回の講座でも、参加者の皆さまが真剣に耳を傾けてくださり、
活発なご意見も多く寄せられました。
地域には、まだまだ力があります。
むこうさんのこれから
むこうさんは、
「向こう三軒両隣」の精神を現代に活かし、
地域で詐欺を防ぐ仕組みづくりを目指しています。
AIの活用はその一例です。
特別な知識ではなく、
日常の中でできる小さな習慣の積み重ね。
それが、安心につながると信じています。
今後も、地域での講演や情報発信を続けてまいります。
お問い合わせ・講演依頼について
地域団体、自治会、福祉関係団体などでの講演依頼も承っております。
お気軽にお問い合わせください。
一緒に、詐欺に強い地域をつくりましょう。


